はじめてのドッグラン! 注意すべき6つのルール
2015/03/31 11:00更新
わんちゃんをノーリードで自由に遊ばせることができるドッグランには、守らなければならない、いくつかのルールがあります。それらルールから特に大切な6つをご紹介します。

わんちゃんの遊び場と言えば、昔は公園が普通でした。しかし、わんちゃんと公園を利用する子どもとのトラブルや事故が相次ぎ、わんちゃんが公園を利用するにはリードを使用することが義務付けられ、わんちゃんが自由に遊べる場所がなくなってしまいました。そこで登場したのが、ドッグランです。

ドッグランは、わんちゃんの遊び場に困っていた飼い主さんの間で瞬く間に広まり、首都圏や大都市近郊では、インターネットでちょっと検索するだけでドッグランを数多く見つけることができます。今では、わんちゃんを飼い始めたら、いつかはドッグランデビューするというくらい、一般的になっています。

もちろん、ドッグランにも、色々なわんちゃんが遊びに来るため、いくつかのルールが決められています。そこで今回は、はじめてドッグランに行く飼い主さんに向けて、特に注意すべき6つのルールを紹介したいと思います。

 

1. 予防接種は必ず受ける

提供:https://jp.dollarphotoclub.com/

予防接種を受けさせることは、わんちゃんを飼う全ての飼い主さんが守るべきルールですので問題ないかと思いますが、この事はドッグランで遊ばせる飼い主さんには、特に高い意識で守ってもらいたいルールです。

事実、ある調査では、ノーリードで遊べる環境に行く頻度が高いわんちゃんほど、寄生虫に感染しやすい傾向にあるという調査結果が出ています。寄生虫に感染するということは、わんちゃんにとっては命の危険にも関わることですので、このことからも予防接種の重要性が伺えます。狂犬病予防のワクチンだけでなく、ぜひ、混合ワクチンの接種もおこなってください。

また、利用規約で、ドッグラン利用時にワクチン接種の証明書の提示が必要なドッグランもあるので、飼い主さんは、ドッグランに遊びに行く時には忘れずに携帯するようにしましょう。

 

2. いきなりノーリードはNG

提供:http://pixabay.com/p-323895/?no_redirect

わんちゃんにとって、はじめてのドッグランは、いきなり沢山のわんちゃんに囲まれて、匂いを嗅がれたり、飼い主さんと引き離されたりする、恐怖体験以外の何ものでもありません。初めは、リードをつけてドッグラン内を一緒に散歩する程度にしましょう。飼い主さんも初めてのドッグランで不安でしょうが、わんちゃんはもっと不安なのです。他のわんちゃんに囲まれても、大好きな飼い主さんが一緒だと我慢できるはずです。

飼い主さん自身も、ゆっくり初めてのドッグランに慣れながら、仲良しの飼い主さんを増やしていけば心強いはずです。解らないことを、気軽に聞けるというのは飼い主さんにとって心強いはずです。はじめてのドッグランでは、あまり無理をしないで、初心者であることをアピールしながら、わんちゃんと一緒に飼い主さんも成長してってください。

 

3. 愛犬から目を離さない

by Teles, "Dog staring at the ball" http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dog_staring_at_the_ball.JPG

ドッグランに慣れてきて、知り合いの飼い主さんも増えてくると、つい話に夢中になって自分のわんちゃんから目を離しがちになってしまいます。しかし、ドッグランの中にはどんな危険が潜んでいるかわかりません。わんちゃん同士の遊びがエスカレートして大喧嘩になることは良くある話です。そんな時、いち早く駆けつけるためにも、自分のわんちゃんからは目を離さないようにしてください。

例えば、ドッグランで良くあるのが、他の飼い主さんがいきなり我が家のわんちゃんを触ろうとして、その恐怖に思わず相手の手を噛んでしまうトラブルです。もちろんこれは相手のマナー違反なのですが、わんちゃんが大好きなあまり、ついやってしまう人がいるので、このようなトラブルを避けるためにも愛犬から目を離さないようにしましょう。

飼い主さん同士のコミュニケーションも大事ですが、わんちゃんを疎かにすることがないようにしてください。

 

4. おやつは持ち込まない

©dogtrend編集部

自分のわんちゃんのしつけをする時に、おやつを使うことは良くあります。しかし、それをドッグランに持ち込んではいけません。ドッグランでは、利用規約でわんちゃんにモノを食べさせるのを禁止している場所が多いです。このルールは、おやつの取り合いで、犬同士がケンカをすることを避けるためにあります。

ドッグランは、あくまでわんちゃんを遊ばせる場所であって、しつけをする場所ではありません。そもそも、しつけが十分でないわんちゃんは、ドッグランで遊ばせるのは危険ですからドッグランに連れて来るべきではありません。しっかりと自宅でしつけをしたあとに、ドッグランデビューをするようにしましょう。ちゃんとしつけてあれば、そもそもおやつは必要ではないのです。

 

5. トイレはあらかじめ済ませておく

提供:http://pixabay.com/en/stone-dog-pee-roadside-dog-pet-194453/

ドッグランで遊ばせる前には、トイレはあらかじめ済ませておくようにしましょう。

とは言っても、わんちゃんも、そんなに都合よくトイレをしてくれる訳ではないので、ドッグランの中でトイレをした時のために、必ず準備をしておいてください。そのためにも、先述にもあったように、自分のわんちゃんから目を離さないようにする必要があります。

もし、ドッグランでトイレをしてしまっても、わんちゃんは怒らないであげてください。それよりも、しっかり後始末をして、一緒に遊んでいた飼い主さんに一声かけるようにするべきです。ドッグランでわんちゃんを遊ばせるていると、いつかはトイレをしてしまいます。ドッグランに慣れてくると、遊ぶ時間がドンドン長くなってしまうからです。ドッグランでトイレをすることがクセになってしまうのは困りものですが、その場で怒るよりは、まずは後始末です。もし、ドッグランでトイレをするのがクセになってしまったら、利用時間を短くするなどの工夫をするようにしましょう。

 

6. 発情期の女の子は遊ばせない

by leisergu, "Charly" https://flic.kr/p/5nU9Vu

多くのドッグランの利用規約では、他の男の子を興奮させないようにするために、発情期(ヒート)の女の子を遊ばせないというルールが明記されています。もし、規約にそのような条項がなかったとしても、やはり、他のわんちゃんとのトラブルを避けるために発情期の女の子をドッグランで遊ばせることは避けるようにしてください。

発情期が終わった後ドッグランで遊ばせるときには、まず、できるだけしっかり時間を置くこと、そしてシャンプーなどして発情期の臭いを消してからドッグランに行くなどすると、トラブルを避ける事ができます。発情期の後は、ドッグランの中でも、いつも以上に気をかけてあげてください。

 

さいごに

他にも、ドッグランごとの利用規約に様々なルールが書かれていますので、初めての来場の際には必ず一読するようにしてください。利用規約にかかれているルールには、何かしらの理由があるものですので、ルールに隠れている配慮にまで思いを馳せてからドッグランデビューに挑んでみてください。

これら6つの注意点を気にかけつつ、ドッグランに行けば、わんちゃんも飼い主さんもドッグランを楽しめるはずです。ぜひ、楽しいドッグランライフを満喫してください!

 

(記事冒頭部写真:dogtrend編集部 アービィ ワイヤーフォックステリア)

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kojikoji

フリーランスのWEBエンジニアとして活動しながら、ブログ「フリースペース」で気になるニュースなどを取り上げています。

愛犬は、黒チワワの「ゆず」です。

小学生の頃から、犬が大好きで、シエットランド・シープドッグを飼っていました。

2人の娘を持つパパさんライターです。

娘が独り立ちしたら、田舎暮らしをして、ボーダーコリーやジャックラッセル・テリアを飼うのが夢です。