わんちゃんは、手足の代わりに噛むことや匂いを嗅ぐことで物を認識します。そのため、子犬の頃は、どうしても色々な物に興味を持ち、噛んでしまうのです。
わんちゃんは、人間のように器用に手足を使えません。視力もあまり良くないと言われています。その代りに、人よりはるかに優れた嗅覚を使って匂いを嗅いだり、口で噛んだりすることで、物を認識しようとします。そのため、子犬の頃は、色々な物に興味津々で、つい噛んでしまうのです。乳歯が永久歯に生え変わるのも、子犬の時期のため、歯がムズムズして噛んでしまう場合もあります。
小型犬の場合、甘噛み程度では、たいして痛くもありませんが、中型犬以上になると、甘噛みでも思わぬケガをしてしまう場合があります。甘噛みは、わんちゃんと一緒に生活していくうえで、しっかりとしつけておく必要があるのです。
わんちゃんは噛む生き物
甘噛みをしつける前に、わんちゃんは噛む生き物であることを認識しておいてください。わんちゃんは、色々な理由で噛む生き物なのです。
子犬の頃は、歯の生え変わりによる生理的な理由で噛む場合と、遊びのつもりで噛む場合が多いです。犬種によっては、本能的に噛んでしまう場合もあります。
大人になってくると、縄張り意識による噛み癖や恐怖による噛み癖、興奮による噛み癖などが現れてきます。子犬の頃に、キチンと社会性を身につけていないと、子犬の頃の噛み癖も残ってしまい、色々な理由から噛むわんちゃんになってしまうのです。
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甘噛みのしつけ方
甘噛みを防ぐのに一番簡単な方法は、母犬や兄弟犬にしつけてもらうことです。子犬の頃、生後3ヶ月くらいまでは、母犬や兄弟犬とじゃれ合いながら、噛み合ったりして遊びます。その中で、どのくらいの強さで噛めばいいのかを学習します。ですから、ペットショップでわんちゃんを選ぶ場合、あまり早くに母犬や兄弟犬と引き離されたわんちゃんを選んでしまうと社会性が身についておらず、甘噛みをするわんちゃんになりやすい傾向にあります。
甘噛みのしつけ方は、母犬が子犬に行うしつけと同じように低い大きな声で「痛い!」と注意します。母犬が子犬に注意する場合も、低い声で唸ります。高い声をあげてしまうと、子犬は喜んでもらえたと勘違いしてしまうので注意が必要です。
噛まれた時に、手を引いてしまうと、歯に引っかかり思わぬケガをしてしまう場合があります。甘噛みは、わんちゃんが本気で噛んでくる訳ではないので、手を引かないように注意しましょう。冷静に観察すると、歯を当ててくるだけなのがわかるはずです。子犬の場合、手を引かなければ、大きなケガになることは少ないでしょう。
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間違ったおもちゃの選び方
わんちゃんの可愛く思うあまり、色々なおもちゃを与えてしまうというのは、よくあることです。しかし、そのおもちゃは、おもちゃ自体の可愛さなどで選んでいませんか?おもちゃが、肌触りの良いタオル地のものだった場合、わんちゃんはタオル地のものは噛んでも良いと思ってしまいます。ぬいぐるみなどを与えてしまうと、飼い主さんが大事にしているぬいぐるみと区別がつかず、ぬいぐるみを噛んでしまうわんちゃんになってしまうのです。
そうならないために、おもちゃ選びは慎重に行う必要があります。おススメは、ロープなどのおもちゃです。ロープのおもちゃであれば、引っ張り合いという遊びを教えることができるため、噛む癖を予防する効果が期待できます。日常生活の中にも、ロープはあまり存在しないので、困ることもありません
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体罰厳禁
わんちゃんは噛む生き物なので、しつけや注意をする場合、体罰は厳禁です。低い大きな声で注意することが一番の方法です。
低い大きな声が通用しない場合は、わんちゃんを驚かせるようにします。わんちゃんが、甘噛みをして来たら、小石を入れた缶を落として大きな音で驚かせるのです。
驚かせる方法は、家具などへの噛み癖防止にも役立ちます。家具などに、わんちゃんが驚く苦い味のスプレーをして置くことで噛み癖防止になるのです。苦い味のスプレーなどは、ペットショップでも販売されています。
甘噛みをして来たら、わんちゃんを無視する方法も効果的です。興奮しやすいわんちゃんなどには、特に効果を発揮するでしょう。楽しい時間が終わってしまうのが悲しくて、噛むのを止めるのです。
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おわりに
わんちゃんとの快適な生活をする上で、甘噛みのしつけは欠かせません。本来であれば、母犬や兄弟犬との生活の中で社会性を身につけるものですが、最近では、早くに母犬と引き離されるケースが多いため、甘噛みにクセが治っていない子犬が増えてきています。
わんちゃんと散歩している途中で、他人にケガをさせてしまわない為にも、しっかりとしたしつけが必要なのです。
フリーランスのWEBエンジニアとして活動しながら、ブログ「フリースペース」で気になるニュースなどを取り上げています。
愛犬は、黒チワワの「ゆず」です。
小学生の頃から、犬が大好きで、シエットランド・シープドッグを飼っていました。
2人の娘を持つパパさんライターです。
娘が独り立ちしたら、田舎暮らしをして、ボーダーコリーやジャックラッセル・テリアを飼うのが夢です。