2015年、アメリカのシカゴで1137件の犬のインフルエンザ感染とそのうち6件の死亡が確認されたと報道されました。
原因はアジアからきた鳥インフルエンザが原因ではないかと言われています。
アメリカでは2004年1月に初めて犬インフルエンザの発生が報告され、その後6つの州で感染が報告されています。
症状
犬インフルエンザには軽度のものと重篤なものがあります。
それぞれの症状は似ていますが、高熱が出た時は要注意です。
潜伏期間: 2-5日
ウイルス排泄時期: 4-7日
症状: 咳 (ケンネルコフに似た症状)・倦怠感・食欲不振
※重篤な場合は高熱が出る
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ワクチンでは防げない!?
犬インフルエンザは感染力も強く毎年接種しているワクチンに含まれている「パランフルエンザワクチン」では効果がないようです。しかし感染したほとんどの犬は軽症で済んでいるので、必要以上に心配することはなさそうです。
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犬インフルエンザは人にうつる?
犬インフルエンザが人に感染しないか心配する声も上がっていますが、犬インフルエンザは人にはうつりません。ただし、人を介して他の犬が感染することがあるので、多頭飼いをしている場合はうつらないように注意しましょう。
余談ですが、人のインフルエンザは犬には感染しません。
2009年には、人間が罹患する新型インフルエンザやA香港型の抗体が発見され、人から犬へのインフルエンザ感染がとりざたされました。これは抗体が見つかっただけで発症はしていません。基本的には人のインフルエンザは犬にはうつらないので、心配しなくても大丈夫です。
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まとめ
インフルエンザのウイルスは変異するので、今後人から犬にうつるウイルスが出来る可能性がないとはいえないですが、今はそんなに神経質にならなくてもよさそうです。
インフルエンザに限らず、どんな病気でも犬の変化に気づけるのは一番側にいる飼い主です。いつもと違うと感じたら、いつもと違う行動や様子をメモしておき早めに獣医さんに連れていってあげましょう。それが一番の予防になります。
3歳の頃から仔犬に混じって育ち、幼稚園前、犬に交通事故から守ってもらいました。十数年間ペットなし生活の後、知人が飼えなくなった巨大ポメラニアンを家族に迎え、ハイパーラテン系の娘・ポメとオフ会を主催したり獣医さんのセミナーに参加したりしています。愛玩動物飼養管理士1級取得。現在は14歳になったポメと19歳の猫と静かに暮らしています。