はじめての川遊びを一緒に楽しむ5つのポイント
2015/04/13 11:00更新

わんちゃんは全身を被毛で覆われているため、暑い季節になるとバテ気味になってしまいます。特に、屋外で飼っている場合は熱中症の注意が必要になってきます。そんな時は気分転換を兼ねて、冷たい川の水でわんちゃんと一緒に遊びましょう!

 今回は、はじめての川遊びを一緒に楽しむためのポイントを紹介したいと思います。

 

 

周りへの配慮を忘れない

by Hillebrand Steve, "Men fly dishing", http://goo.gl/1wTPsH 

 あまり人気のない川を選んだ場合は、釣り人と遭遇してしまう場合があります。釣り人が近くにいる場所でわんちゃんに川遊びをさせてしまうと釣ろうとしている魚が警戒してしまい、釣り人に迷惑をかけてしまいます。

 では、一般の家族連れが多い川は大丈夫かと言われると、100%大丈夫とは言い切れないでしょう。そのような場所は大抵、川遊びをして河原でバーベキューを楽しむ人がいます。わんちゃんにとってイイ匂いのするバーベキューは、大変な誘惑です。川遊びをしていても、一直線にバーベキューに向かってしまう可能性もあります。わんちゃんからは、絶対に目を離さないように注意しましょう。

 また万が一の事態に備えて、「待て」や「呼び戻し」の躾をキチンとしておくことが肝心です。

 

 

はじめは浅場から

by Wusel007, http://goo.gl/D7gHWd

 わんちゃんは元々、泳ぎが得意です。はじめてでも、上手に泳げるわんちゃんが多いです。中でも、ラブラドールなどは水が大好きで、泳ぎも上手な犬種です。

 一方で、ダックスなどの足の短いわんちゃんは、泳ぎがあまり上手ではありません。小型犬は、足の届かない深い場所を怖がる傾向にあります。はじめての川遊びでは、いきなり無理をせず、足が濡れる程度の浅場でゆっくり川遊びに慣れさせるようにしましょう。どうしても、水を怖がってしまうわんちゃんには、無理をさせないであげてください。最近では、泳ぎが苦手なわんちゃん用にライフジャケットを売っています。それを着用して遊ばせるのも良い方法です。

 

 また、わんちゃんを泳がせる場合にはリードは外すようにしてください。リードを着けたままだと、水中でリードがわんちゃんに絡まって、溺れる原因にもなります。

 

 

流れが穏やかな場所で遊ぶ

by ShekuSheriff, http://goo.gl/XabLFF

 川には、色々な場所があります。瀬と呼ばれる水深が浅く流れの速い場所は、わんちゃんとの川遊びには向いていません。わんちゃんとの川遊びには、トロと呼ばれる流れが穏やかで、水深がある場所を選びましょう。

 上流にダムがある川は、ダムの放水に注意が必要です。ダムが放水を始めると、流れが速くなり、トロで遊んでいてもわんちゃんが流されることがあります。前日が雨だった場合も、水深がいつもより増していて、流れも速くなっているので要注意です。

 

 もし、わんちゃんが流されてしまったら、飼い主さんは慌てずに下流に回り込み、浅瀬などに先回りして保護してあげるようにしましょう。一緒に流されて溺れてしまう可能性があるので、わんちゃんの元に飛び込んで助けるという行為は避けてください。

 

 

 

川遊びを終えたら

by wikimedia

 わんちゃんとの川遊びを終えたら、その場で、わんちゃんの毛を真水で洗い流してあげてください。川には、一見、キレイに見えても雑菌や寄生虫が数多くいるものです。家に帰ってからではなく、川遊びを終えたら、まずはわんちゃんの毛を真水で洗い流してあげてください。

 その際、わんちゃんの肉球や指の間に、傷がないかを確認してあげてください。泳いでいる最中に、水中の岩などでケガをしている場合があります。その場合は、雑菌による感染症が心配になりますので、速やかに動物病院に連れていくことが肝心です。ちょっとしたケガだと油断することが一番危険です。

 

 わんちゃんを家に連れて帰る途中も、頻繁にトイレ休憩を取ってあげましょう。わんちゃんが、川遊びでお腹を冷やしてしまっている可能性があるからです。

 

 

家に帰ったら

by home space, "luxury-bathroom-design-axor-8-554x312", https://flic.kr/p/7ZtCTX

 家に帰ったら、まずはわんちゃんをお風呂に入れてあげてください。川遊びを終えた後に真水で流しているからといって、そのままにするのは良くありません。わんちゃんの毛には、泥などが付着している場合があります。温かいシャワーでしっかりとシャンプーをしてあげてください。
川遊びから帰ってきたわんちゃんは、いつもの散歩以上に疲労がたまっています。甘いおやつなどをあげて、ゆっくり休ませてあげてください。

 

 お腹を冷やしてしまった場合、しばらくの間、お腹を下してしまうことがあります。暑い季節の下痢は脱水症の危険があります。飲み水は切らさないようにしてください。あまり長い期間、下痢が続くようであれば、獣医に相談してみてください。

 

 

さいごに

 わんちゃんは、基本的に水辺が大好きで、泳ぎも得意です。そんな姿を見ると、つい長い時間、川で遊ばせてしまいます。しかし、川遊びは、予想以上に体力を消耗するものです。はじめての川遊びでは、いきなり無理はさせず、適当な時間で切り上げるようにしましょう。

 

 はじめての川遊びですから、わんちゃんにとっても楽しい思い出になるように配慮してあげましょう。

 

 

記事冒頭写真:ShekuSheriff, http://goo.gl/XabLFF

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kojikoji

フリーランスのWEBエンジニアとして活動しながら、ブログ「フリースペース」で気になるニュースなどを取り上げています。

愛犬は、黒チワワの「ゆず」です。

小学生の頃から、犬が大好きで、シエットランド・シープドッグを飼っていました。

2人の娘を持つパパさんライターです。

娘が独り立ちしたら、田舎暮らしをして、ボーダーコリーやジャックラッセル・テリアを飼うのが夢です。