わんちゃんを新しく家族に迎えた際に、早くドッグランに連れて行き、他のわんちゃん達と触れ合わせてあげたい! と思われる方も多いようです。
確かに子犬の時期は、社会性を養うためにとても大切な時期です。しかし、たくさんのわんちゃん達が集まる場所であるドッグランは、様々な病気や危険が存在することも忘れてはいけません。
そこで、わんちゃんを守るために知っておきたい、ドッグランデビューのタイミングについて、注意点も合わせて詳しくご紹介します。
by -=RoBeE=-, "My little dog " https://www.flickr.com/photos/robertszlivka/2741653860
まずはワクチン接種
ドッグランデビューを考える前に、わんちゃんに必要な狂犬病ワクチンおよび混合ワクチンの接種が終わっているかを確認してください。
一般的に狂犬病ワクチンは生後3ヶ月以降に1回、混合ワクチンは生後6~8週から1ヶ月ごとに計3回接種します。
特に夏場など気温が高い時期には、混合ワクチンに含まれるパルボウィルス感染症が猛威をふるいやすく、子犬がかかってしまうと命の危険に関わるので注意が必要です。
by Don DeBold, "Kermit at the Miyuki Dog Park " https://www.flickr.com/photos/ddebold/6139160722
最低限のコミュニケーション
リードなしでわんちゃん達が自由に走り回って遊べる環境であるからこそ、時として予想しがたい事故やトラブルに巻き込まれる可能性があります。
そのような危険を防ぐためにも、ドッグラン内でわんちゃんと最低限のコミュニケーションがとれること、そしてわんちゃんから目を離さないことが大切です。
「おすわり」や「まて」はもちろん、「おいで」や「はなせ」という基本のコマンド、さらには飼い主さんとのアイコンタクトがきちんとできていると安心ですね。
by Bob White, "Dogpark " https://www.flickr.com/photos/ncbob/9478545263
避妊・去勢手術
繁殖を考えていない場合には、適切な時期に避妊および去勢手術をきちんと受けさせておくことも、ドッグランデビューの前にしておきたいことです。
またドッグランの多くは、発情期中および発情終了1週間の間のメス犬の利用を禁止しています。
望まない妊娠を防ぐためだけではなく、メス犬をめぐってオス犬同士のトラブルを防ぐためにもとても大切なことです。
デビューのタイミング
ドッグランデビューのタイミングは、わんちゃんそれぞれによって異なりますが、ワクチン接種が終わり、最低限のしつけができ、体格もしっかりしてくる6ヶ月頃を目安にするのがベストです。
天候の良い日に、ドッグランがすいている時間をねらって短時間から始めてみると良いでしょう。
わんちゃんが自由に走り回り他のわんちゃん達と触れ合うことができ、飼い主さん同士の交流の場ともなるドッグラン、上手に利用してみてください。
小さい頃からの夢であった動物のお医者さんを本業としながら、主婦・フリーランスライターとして日々奮闘中。
女王様のような高齢ハスキー、食べることが大好きなビーグル、猫2匹と一緒に暮らしています。