気温、湿度が高くなるこれからは、わんちゃんの皮膚トラブルがおきやすい季節です。
一度発症すると、わんちゃんは身体が痒くて掻きむしって毛が抜けたり悪化するため、完治するにはかなりの根気と時間が必要です。
夏に多いわんちゃんの皮膚トラブル3つについて、その特徴と対策方法を知り、これからの季節を元気に乗り切りましょう!
①ノミアレルギー性皮膚炎
ノミの唾液などに対するアレルギー性反応によりひきおこされる皮膚トラブルです。
激しい痒みを伴うため、わんちゃんは体を掻いたり噛んだりします。
特に腰からしっぽの部分にかけて症状がみられることが多く、慢性化すると脱毛、色素沈着および皮膚の肥厚などがみられることもあります。
細菌による二次感染をおこしやすく、膿皮症という化膿性の皮膚炎になってしまうと治療が長引いてしまいます。
痒みを抑える治療だけではなく、わんちゃん、そしてわんちゃんの住環境にいるノミを駆除することがとても大切です。
②マラセチア皮膚炎
健康なわんちゃんの皮膚や粘膜にも存在する真菌マラセチアが、異常に増殖することに伴う皮膚トラブルです。
皮膚の痒みや赤みを特徴とし、わんちゃんが自分でグルーミングしにくい耳やあごの下、脇や足の指の間などに症状がみられます。
季節やわんちゃんの体調の変化によって再発しやすいことが知られていて、外用および経口抗真菌剤、抗菌作用のあるシャンプーなどを使用し、根気よく治療する必要があります。
③ホットスポット
突然体の一部を痒がり、その部分だけ毛がべっとりとしていたり抜けたりし、皮膚が赤くただれてしまう、急性湿疹ともいわれる病気です。
はっきりとした原因は分かっていませんが、アレルギーや被毛の状態などが関係していると考えらていて、アンダーコートが密集しているわんちゃんでは特に注意が必要です。
患部の消毒および外用薬をメインに治療しますが、この病気も再発しやすいことが知られています。
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対策方法
上記3つの皮膚トラブルは全て、一度発症するとその後も再発してしまうことが多いといわれており、ブラッシングを通してわんちゃんの皮膚の様子を日頃から観察することがとても大切です。
サマーカットにするなどの工夫をし皮膚への通気性を良くしてあげたり、シャンプーの後はしっかりと乾かすこともポイントとなります。
またノミやダニなどの予防は夏がくる前からきちんと行い、免疫作用を助けるサプリメントを飲ませてあげることも効果的です。
アレルギー体質が疑われたり、その他の潜在的な疾患が疑われる場合は、きちんと動物病院で検査してもらいましょう。
さいごに
高温多湿となる夏の時期は皮膚の細菌感染をおこしやすいので、皮膚トラブルが悪化しやすい傾向にあります。
わんちゃんの体質を理解し日頃から対策を行うことで、わんちゃんを皮膚トラブルから守ってあげてください。
小さい頃からの夢であった動物のお医者さんを本業としながら、主婦・フリーランスライターとして日々奮闘中。
女王様のような高齢ハスキー、食べることが大好きなビーグル、猫2匹と一緒に暮らしています。