「散歩中、立ち止まって言うことを聞かない」、「愛犬が好き勝手に歩いて、振り回される」、「そもそも、散歩に行きたがらない」などなど…、愛犬との散歩で悩んでおられる飼い主さんはたくさんおられます。
そんな困ったわんちゃんにならない為に、散歩のいろはをマスターしましょう!
愛犬の気持ちになる
by Bruce Tonge, "Golden Labrador Puppy", https://flic.kr/p/6eYdrs
「散歩に行きたがらない」「いつも行くことを嫌がる道がある」このように愛犬が嫌がるのには、大抵理由があります。散歩そのものに行きたがらない場合、散歩の際に着けられる首輪やハーネスが窮屈で痛いのかもしれません。
散歩コースに相性の悪い犬がいる、嫌な思い出となるものがあるとも考えられます。考えられる要素を排除してみて、しばらく様子を見てください。それでも愛犬が散歩を嫌がるようなら、何らかの病気や痛む場所があって、長時間歩かされるのが嫌なのかもしれません。その場合は、獣医に見てもらいましょう。
臨機応変に判断する事も大事
by rinia, "ソラ", http://photozou.jp/photo/show/1880491/158267685
犬にとって散歩は運動機能を維持するうえで、必要不可欠です。運動不足のわんちゃんは、人間と同様ストレスが溜まり、体重が増え、健康も損ないがちです。また、散歩することで外界の刺激を受けた脳は活性化します。
しかし、散歩は行かないと愛犬が死んでしまう!というわけではありませんから、大雨が降っていたり、熱すぎるなど天候があまりにも厳しかったりする場合は、散歩に行くのをやめるか時間を変えるなどして、無理して散歩に行くのは控えましょう。
地面に近い低い位置を歩くわんちゃんにとって、熱いアスファルトの上を歩くことはストレスを感じ、必要以上のエネルギーの消耗になってしまいます。散歩を楽しい時間だと愛犬が認識するためにも、天候に合わせて臨機応変に判断しましょう。
飼い主主体で行う
https://jp.dollarphotoclub.com/
散歩に行く時間も毎日ピッタリ同じ時間に行くのではなく、ランダムに変えましょう。散歩に行く時間を愛犬が覚えてしまうと、愛犬の方から散歩をねだるようになってしまいます。促されてから散歩に行くなら、愛犬は自分がリーダーだと思い込んでしまい、散歩中も飼い主の言うことを聞かなくなります。時間だけでなく散歩コースも飼い主が決め、毎日違う道を通るようにしましょう。散歩に関してもいつも飼い主が決定することで、愛犬が散歩中もリーダーである飼い主の言うことを聞くようになります。
また、歩く際にもいくつかのコツがあります。まず、リードは少したるませて持ちましょう。飼い主が無理やりリードを引っ張って愛犬をしつけようとして短く持つと、愛犬はかえって反発しようと力を入れて逆効果です。
次に、飼い主の横か後ろに愛犬を歩かせましょう。愛犬が前に行こうとすると少し引っ張って「アトエ」と声をかけてください。愛犬が飼い主より前に行こうとするようなら、リードの先をグルグルと回してみましょう。アトエが出来ていないと、わんちゃんの鼻や口にリードが当たってしまいます。わんちゃんはリードが当たるのが嫌なので、飼い主より前には行かなくなります。
そして、飼い主が歩くスピードもリーダーシップをとるために、わざと早く歩いたり遅く歩いたりしてください。(愛犬がしっかり飼い主の歩調に合わせるようになるまで)
さいごに
散歩の注意点をマスターして、愛犬と主従関係がしっかり出来た安心し合える関係になると、散歩は飼い主にも愛犬にとっても大切で楽しい時間になります!是非試してみてください!
(記事冒頭写真出典:liilxliil, http://goo.gl/UkLdS9)
柴犬を一匹、シェパードを2匹飼っていました。
警察犬訓練所でのしつけの指導も受け、犬のしつけや扱い方に関する記事を得意としています。