家は人の暮らしとともに変化するものです。例えば、若いときには何とも思わなかった階段やちょっとした段差なども年齢を重ねると思わずヒヤっとする瞬間に出くわします。
また、老後も暮らせるようにと床をフラットにしたり、手すりをつけたりとバリアフリーの家へとリフォームするご家庭もあるでしょう。人間と同じように愛犬も年をとります。しかも、人間よりももっとはやい速度で人生を全うします。わんちゃんのことを考えた家づくりを考えてみましょう。
犬のケガは室内が多い
毎日元気に走り回るわんちゃんですが、実はケガを発症してしまうのは家の中が一番多いと言われています。特にわんちゃんを悩ませているのがツルツル滑るフローリング。曲がり角で横滑りしていたり、勢いのあまり止まるにも止まれず、キューっと滑っていたり。そんなわんちゃんを一度は見たことがあるのではないでしょうか。一見、愛らしい姿にも映ってしまいますが、こういった行為はわんちゃんの体にとって大きな負担です。特に関節に炎症が起きやすく、犬種にもよりますが「膝蓋骨内方脱臼」や「股関節形成不全」などの関節病につながります。治療が遅れると、立ち上がることも難しくなったり、手術が必要になったりと愛犬に大きなダメージを与えてしまう危険性も避けられません。
現在、住宅メーカーは「わんちゃんに負担をかけない床材」を開発しています。愛犬に優しい家づくりを提案するパンフレットなども増えてきました。さらに、飼い主さん側が気になる犬のひっかけキズやおしっこのシミといったトラブルをカバーできるコーティング技術も進化しており、床をきれいなまま保つ工夫もされています。新築やリフォームの際には、検討してみてはいかがでしょうか。
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高齢でジャンプがつらそうな愛犬に
愛犬と長年暮らしていると、食が細くなったとか、横になっている時間が長くなってきたなど、加齢による変化に気づくことがあります。人間同様、わんちゃんも年老いていくのは仕方がありませんが、つらそうなところはフォローして、少しでも前と変わらない生活を送らせてあげたいと思うものです。
例えば、「お気に入りのソファに上がるのが大変そう」「車に乗るときに1回のジャンプでは上がれなくなってきた」そんなわんちゃんにオススメなのが、昇降をサポートしてくれるアイテムです。2段程度の階段になっているものや高さを調整できるスロープ状のものなど、わんちゃんの足腰を守る商品が開発されています。年齢を重ねた犬だけでなく、体の小さな小型犬にも優しいアイテムです。愛犬も大切な家族の一員です。互いに住みよい家づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
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北海道を拠点にライター・映像制作をしております。
HADAKA DENKYU 星野です。ミニチュアシュナウザーを2匹飼っています。
ワンちゃん動画を撮ったり、体験ライターをしたり、グルメレポーターをしたり、大自然の中でのほほーんっと暮らしています。
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