愛犬に子供を産ませるには?知っておきたい交配・妊娠・出産のあれこれ【パート1】
2015/11/10 11:00更新
妊娠や出産について人間はもちろんの事、わんちゃんについても同様に知らない事が多いかと思いでしょう。今回は、わんちゃんにおける交配・妊娠・出産についてご紹介します。

 「愛犬にかわいい赤ちゃんを産ませてあげたい。でも、いつ交配させたらいい?」

 「安全に交配させるために気をつけるポイントは?」

 

 妊娠・出産は愛犬の体に大きな負担がかかります。愛犬が素敵なパートナーと確実に安全に結ばれてかわいい赤ちゃんを無事に出産できるように、飼い主さんがベストな時期をチョイスしてあげましょう。

 この記事では、愛犬に交配させるのにベストな時期と、注意点、交配前にするべきことについてご紹介します。

 

 

交配に最適な時期と危険時期

by Counselling, https://goo.gl/CdGnnR

 わんちゃんの出産に適した時期は、約2歳~5歳と言われています。メスのわんちゃんの発情期は、生後わずか7,8か月後から始まりますが、最初の発情期に交配して妊娠したり高齢になってからの出産したりすると、母子ともにいくつかの危険があります。

 

・母犬に与える影響

 まだ成長過程にあるわんちゃんが妊娠してしまうと、胎子に栄養が取られるため母体の成長に障害が出る可能性があります。逆に高齢になってからの出産は、母体へ大きな負担となるため危険ですし、筋力が衰えているため難産にもなりやすいというデメリットがあります。

 

・子犬に与える影響

 1歳未満のわんちゃんは、遺伝病を保有しているかどうか分からないことが多く、若い母体から生まれる赤ちゃんは健康体で生まれる可能性が低くなります。高齢出産の場合も、難産などの影響で赤ちゃんが死産してしまうケースもあります。

 

 

交配前にするべきこと

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・ワクチン接種

 母体はもちろん交配相手や赤ちゃんのためにも、ワクチン接種は必ずおこなってください。オス犬の飼い主さんは、交配相手のメス犬がワクチンを接種しているかどうかを確認するようにしましょう。

 

・寄生虫駆除

 交配前に獣医さんに愛犬に寄生虫がいないかどうかを調べてもらいましょう。寄生虫が胎児にうつってしまう場合もあるので、しっかり駆除してもらいましょう。

 

・遺伝性疾患や血統の確認

 愛犬に遺伝性疾患がないか、血統の中にこのような疾患を持っていたわんちゃんがいないかも必ず調べてきましょう。残念ですが、このような病気がある場合は愛犬の交配はあきらめたほうが良いでしょう。

 

 

さいごに

 わんちゃんの新しい命の誕生のために、愛犬の交配の準備はしっかりしてあげたいですね。具体的な交配のタイミングやお相手選びなどについては、次回の記事でご紹介します。

 

 

記事冒頭写真出典:"A French Bulldog with a litter of puppies.https://goo.gl/Pr7vcT

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shiiyan

柴犬を一匹、シェパードを2匹飼っていました。

警察犬訓練所でのしつけの指導も受け、犬のしつけや扱い方に関する記事を得意としています。