知っておこう!わんちゃんの発情期
2015/09/25 11:00更新
愛犬について、知っていますか?普段と違うと感じたらそれは発情期なのかもしれません。発情期について、学びましょう。

 愛犬は飼い主さんにとって、無邪気な子供と同じ。でも、わんちゃんの体は人間の子供とは違い、子犬を産める体にあっという間になってしまいます。子犬を産ませたい方も、まだ産ませたくない方も、知っていますか?わんちゃんの発情期がいつから始まり、どんな周期で来るのか?この記事では、人間にはないわんちゃんの発情期を知って、上手に対処する方法をご紹介します。

 

 

性別のよる違い

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 発情周期とは、わんちゃんが交尾を行う体勢が心身ともに整い、積極的に交尾しようとするサイクルです。発情期の周期は、オスとメスとでは大きく違いがあります。

 オスのわんちゃんには明確な発情期というものがありません。生後11か月を過ぎた頃から、1年中交尾可能な体勢になっています。逆にメスのわんちゃんの発情期は、犬種によっても違いはありますが7,8カ月を過ぎた頃から、半年に1度おとずれます。

 

発情期のわんちゃんの様子

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 わんちゃんの発情期は、以下の3つの期間に分かれます。

 

・発情前期(3~27日間、平均8日)
 発情期が始まると尿の回数が増え、性器のあたりを良く舐めるようになります。さらに、出血するようになります。出血の量にはばらつきがあり、全く出血が外に出ない場合もあれば、生理帯が必要なほど出血が多い場合もあります。

 

・発情期(平均10日)
 実際に、オス犬と交尾する体勢が心身ともにばっちり整った状態になると、お尻を触ると反射的にお尻を上げて、性器を見せるような姿勢を取るようになります。発情期に入って2,3日(出血してから13、14日)前後に排卵が起きます。最も妊娠が起きやすい期間になりますし、散歩などは十分気をつけましょう。

 

・発情後期(約2カ月)
 排卵が終わって約2カ月間は、心と体がもとに戻るための期間です。黄体ホルモンが出ているため、妊娠していなくてもお乳が張っています。この期間はホルモンの影響で、妊娠していなくても想像妊娠をすることがあります。実際に、乳汁が出たり、人形や小動物を可愛がったり、食欲がなくなるという症状であらわれます。

 

 

さいごに

 発情前期に入ってからはフェロモンが出ているため、オスのわんちゃんが興奮して寄ってきてしまいます。この時期に入ったら、ドッグランなどは控えましょう。素敵なパートナーとの子犬を設けられるように、大切なわんちゃんの発情のメカニズムを知って、飼い主さんが気をつけてあげましょう。

 

 

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shiiyan

柴犬を一匹、シェパードを2匹飼っていました。

警察犬訓練所でのしつけの指導も受け、犬のしつけや扱い方に関する記事を得意としています。