一般的に、チワワの性格は好奇心が旺盛で活発と言われています。小型犬でいつも震えているようなイメージがあるかもしれませんが、怖がりな性格の犬ではありません。確かに臆病な面はありますが、同時に用心深く、勇敢で元気いっぱいです。しかし、甘やかしすぎると攻撃的にもなりやすいのです。
そんなチワワのしつけに関するエピソードを一緒に見ていきましょう。
<吠えるチワワへの対応2例>
愛情を持って優しくする
by nikasucha, http://goo.gl/pmyvSC
■近づいただけで吠える → 飼い主がニコニコしていると安心して静かに
ひどく反抗的で、人が近づいただけで吠えていたというあるチワワ。散歩帰りに足を拭くだけで、噛むふりや唸ることが多かったそうです。一度あまりにもひどかったので飼い主さんが立ち上がって怒ったところ、唸りながらも震えていたそうです。このチワワの行動は専門家によると、「恐怖からくる行動」との事。極力怒ることはやめて笑顔で接していたら、このチワワは大人しくなりました。
安心をさせてあげたことで緊張がほぐれ、大人しくいい子になりました。
愛情を持って厳しくする
by a-mblomma, http://goo.gl/dOAEmN
■唸ったり噛みついたり → 飼い主が怒りをアピールしたら素直に
あるチワワは咥えているものを離そうとするだけで唸ったり噛みついてきたり、とにかく反抗的。このチワワの行動は専門家によると、「自分の優先順位が1番」になっているとの事。
あるときから、両手を押さえつけて大きな声で怒っていることをアピールするようにしました。 そうしたらチワワは、だんだんといい子になりました。わんちゃんと飼い主の順位を明らかにしたから素直になったのでしょう。
この2例のように、全く正反対の対応をして2頭のチワワはおとなしくなりました。吠えるチワワは個体によって性格は様々で理由も違います。
ご自分のわんちゃんにあった方法で接してあげる事が、しつけの近道と言えるでしょう。
まとめ
小さくてかわいいからと言って、わがままし放題を許してしまうと攻撃的な性格になりやすくなってしまいます。笑顔で接することはもちろん、時には愛情を怒りで表現することも必要です。忠実で飼い主に愛情を示すことも多いのがチワワの特徴で、訓練にも向いているのできちんとしつけを行いましょう。
それでも上手くいかないときはトレーナーさんにお願いする事も選択肢として考えてみるとよいでしょう。そして、あなた自身がストレスの無いようにチワワと過ごせますように。
山下暁久と申します。ワンちゃんだけではなく、動物全体が大好きです。
わくわく動物ランドやどうぶつ奇想天外をよく見ていました。
本当は動物行動学を専攻したかったのですが、理系の教科が壊滅的に不得意だったため、泣く泣く断念しました。
うそです。動物行動学が好きなのは本当です。関連書籍を楽しく読んでいます。