ふわふわの被毛と愛らしい顔で人気のトイ・プードル。
活発で健康的な犬種とはいえ、一緒に暮らす以上病気を知っておくことは大切です。
トイ・プードルのかかりやすい病気である皮膚疾患と僧帽弁閉鎖不全症について、症状と予防法をご紹介します。
トイ・プードルの皮膚疾患は
犬の皮膚疾患は様々ありますが、トイ・プードルがかかりやすい皮膚疾患は、脂漏性皮膚炎と膿皮症が挙げられます。
脂漏性皮膚疾患とは、マラセチア皮膚炎とも呼ばれ、犬の耳外道や皮膚粘膜にいるマラセチアという酵母が病原体です。
被毛のべたつきやフケの増加、発疹や紅斑が症状として現れます。
膿皮症とは、皮膚上のブドウ球菌の異常発生が原因です。
名前のとおり皮膚から膿が出てきます。
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ブラッシングなどで被毛を清潔に
ブラッシングを小まめに行い、被毛を清潔に保ちます。
定期的にトリミングで適度に毛を短くすることも大切です。
シャンプーも皮膚疾患用のものがありますし、ビタミンやミネラル不足が原因になることもあります。
いずれにせよ被毛を清潔に保ち通気性をよくしましょう。
別の病気が原因により引き起こされる皮膚疾患もありますので、気になるならかかりつけの獣医さんに相談しましょう。
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僧帽弁閉鎖不全症とは
聞き慣れない病名だと思います。
「そうぼうべんへいさふぜん」と読みます。
心臓の弁に関わる病気で、僧帽弁と呼ばれる心臓の左心房と左心室の間にある弁がうまく閉じなくなります。
症状としては、はっきり分からず全身に現れません。
ちょっと散歩のときに辛そうだ、下痢が多い、手や足の先が冷たいなどという変化がありますが、年のせいだと考えがちです。
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普段から塩分を控えめに
人間と同じで塩分の摂り過ぎは高血圧を引き起こします。
心臓に負担をかけるので、普段から塩分を控えめにしないようドッグフードを選んでください。
また、犬は汗をかけないので、人間のように塩分を外に出すことができないのです。
人間以上に気を遣わなくてはいけませんね。
また、この病気は早期発見が大切です。
定期検診を受けることで発見もできますので、最低1年に1回は受信しましょう。
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さいごに
トイ・プードルに関わらず、わんちゃんを清潔にすること、ドッグフードなど栄養を考えた食事をすることが重要のようです。
両方とも早期発見により治療も軽いもので済みますので、普段から気にかけてあげましょうね。
山下暁久と申します。ワンちゃんだけではなく、動物全体が大好きです。
わくわく動物ランドやどうぶつ奇想天外をよく見ていました。
本当は動物行動学を専攻したかったのですが、理系の教科が壊滅的に不得意だったため、泣く泣く断念しました。
うそです。動物行動学が好きなのは本当です。関連書籍を楽しく読んでいます。