わんちゃんは話すことができません。それでも、あなたのとの間に深い愛情があれば、きちんとそれを表現してくれます。愛犬がいつもするあのしぐさは、実は愛情表現だったということもありそうです。ことばでは表せませんが、しぐさや行動であなたへ感謝と愛情を示してくれるのです。

 きちんと理解して、わんちゃんの愛情表現に応えてあげましょう!

 

 

顔をぺろぺろとなめる

by Luigi Borromeo ,"Chow Chow dog" , https://goo.gl/ZC8PyR

 わんちゃんの有名な愛情表現に、顔をなめるという行動があります。これは子犬の母犬に対する甘えや食事のおねだりを表現していると言われています。これを飼い主にするということは、飼い主を母親のように感じているということです。

 母犬は子犬からなめられることにより、自分が食べたものを吐き出して柔らかいものを離乳食としていました。その名残が今に残っているのでしょう。

 また、わんちゃんより上位の者に対する「あいさつ」の意味もあります。

 

 

お腹を見せてくる

by IgnacioJugo2013, https://goo.gl/tyBdDO

 お腹を見せてくるポーズをしているときのわんちゃんは可愛らしいです。 所謂「へそ天」と呼ばれる状態です。わんちゃんにとってのお腹は、普段見えていないところであり急所です。それを無防備に見せてくるということは、あなたに対して安心感を抱いている証拠です。

 そのように安心感を抱いているあなたに、構ってほしい、撫でてほしいという表現なのでしょう。「今ある環境に満足し警戒していない」とリラックスしていると考えてもいいです。

 特にしっぽを振っているときは、充分にあなたを信頼していると考えてよいでしょう。

 

 

膝の上に前脚を乗せてくる

by LouMact, https://goo.gl/3DG4Sz

 膝の上に前脚を乗せるのは、「パピーリフト」と呼ばれています。

 主に子犬が母犬にお乳をねだるときの行動ですが、飼い主に対してするときは「遊んでほしい」という意味です。わんちゃんが自分に関心を持ってほしいのです。人間と同じく、関心を持ってほしい相手には愛情があります。

 また、飼い主の元気がないことを敏感に感じ取って、前足を乗せるわんちゃんもいます。

 

 

さいごに

 今回挙げた以外にも、まだまだわんちゃんの愛情表現はたくさんあります。あなたとわんちゃんだけが分かるサインもきっとあるのでしょう。これから別の愛情表現もご紹介する予定です。

 いつもそばにいてくれるわんちゃんの何気ないしぐさを気にして、もっとコミュニケーションを取れますように。