はじめてわんちゃんを迎えた時に注意すべき3つのこと
2015/03/17 11:00更新
家に来たばかりのわんちゃんはとてもデリケート。そんなデリケートなわんちゃんに対して、私たちは何をしてはいけないのでしょうか?

 はじめて我が家にわんちゃんを迎える場合、生後3か月くらいの子犬がほとんどでしょう。可愛さのあまり色々してあげたくなりますが、わんちゃんにとって好ましくないことを知らず知らずにやってしまっている場合があります。愛犬に負担をかけないために、3つのことに注意しましょう。

 

 

いきなり遊んではいけない

by Motorbiene, http://goo.gl/m12ea9

 はじめて我が家にわんちゃんが来ると、嬉しさのあまりついつい構いたくなってしまいます。しかし、わんちゃんの気持ちになってみてください。生後3か月といえば、人間に換算すると小学校1年生くらいです。そんな小さな子が、たった一人で見ず知らずの場所に連れてこられたのです。そのストレスはかなりのものがあります。

 小型犬の場合、ストレスのあまり低血糖症を起こして倒れてしまう場合があるほどです。もしわんちゃんが低血糖症で倒れてしまったら、慌てずに、スプーン1杯の砂糖水を飲ませてあげましょう。

 

 はじめて我が家に来たわんちゃんは、環境に慣れるまで、静かにケージの中で休ませてあげてください。わんちゃんの性格にもよりますが、3日から5日ほどは、そのままケージの中で過ごさせて、家庭の生活音や家族の話し声に慣れさせてあげてください。十分に環境に慣れさせたら、まずは1日5分、ケージから出して遊んであげてください。この時も、あまり興奮させないように注意してください。それから徐々に遊ぶ時間を延ばしていき、30分以上遊べるようになったらもう安心です。心ゆくまで、思い切り遊んであげてください。それまでは、ちょっと我慢してください。

 

 

寝ている子犬を起こしてはいけない

by Eugene0126jp, "sleeping dog", http://goo.gl/hUjIQF

 生後3か月くらいのわんちゃんは、1日16〜19時間の睡眠が必要です。なので、寝ているわんちゃんを起こしてはいけません。神経質な性格の子の場合、睡眠障害を起こす場合があります。我が家に慣れて、安心して寝ているのですから、ゆっくりと可愛い寝顔を眺めてあげてください。

 わんちゃんも、夢を見ます。寝言も言いますし、いびきをかく子もいます。寝ている姿を見るだけでも十分に愛らしいものです。どんな夢を見ているのか想像しながら、わんちゃんとの静かな時間を共有しましょう。

 

 

散歩に連れて行ってはいけない

ドッグトレンド編集部 グーちゃん 撮影:真田優子さん 

 我が家で遊ぶ時間が長くなってくると、いよいよ散歩でご近所にお披露目と行きたくなります。しかし、まだ外に連れて行くのは厳禁です。

 わんちゃんには、生まれてから1年間の間に3回のワクチン接種を行います。生後3か月のわんちゃんが我が家に来た場合には、1回目のワクチン接種は終わっています。外に連れて行けるようになるのは、2回目のワクチン接種が終わってからです。それまでは、室内で、他のわんちゃんとの接触を避けてあげてください。

 ワクチンには、感染症予防の効果があります。生まれて間もないわんちゃんは、お母さんからもらった抗体がありますが、それが徐々に低下して来るのを補うためにワクチン接種が必要なのです。ワクチン接種をする前に、他のわんちゃんと接触すると感染症にかかってしまう可能性があります。大切なわんちゃんが、苦しまないためにも、あともう少し、我慢してあげてください。

 

 

さいごに

いかがでしたか?初めてわんちゃんを我が家に迎えた時、意外と神経質に扱ってあげる必要があることをお解りいただけたでしょうか?生後3か月程度のわんちゃんは、まだまだ体も弱く、病気にかかりやすい状態にあります。少し神経質くらいが丁度いいのです。大切なわんちゃんがいつまでも元気でいてもらうための大切な一歩目ですから、くれぐれも慎重に迎えてあげてください。

 

 

記事冒頭写真出典:http://www.ashinari.com/2012/09/26-370345.php

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kojikoji

フリーランスのWEBエンジニアとして活動しながら、ブログ「フリースペース」で気になるニュースなどを取り上げています。

愛犬は、黒チワワの「ゆず」です。

小学生の頃から、犬が大好きで、シエットランド・シープドッグを飼っていました。

2人の娘を持つパパさんライターです。

娘が独り立ちしたら、田舎暮らしをして、ボーダーコリーやジャックラッセル・テリアを飼うのが夢です。