わんちゃんのごはんは、大きく分けてドッグフードを与える人と手作りごはんを与える人がいますね。
市販のドッグ―フードにもわんちゃんの身体に良くない食材が入っている場合がありますし、手作りごはんも人間の食事の感覚で作ってしまうと危険です。近年、アレルギーを発症したり、病気で苦しんだり、健康を損なうわんちゃんたちが増えています。愛犬に必要なものと取るべきでないものをしっかりおさえて、ごはんを選びましょう。
ドッグフード選びの注意点
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ドッグフードは犬に必要な栄養バランスが計算されています。同じ種類のドッグフードでも犬種別・成長過程別に分けて売られていて、愛犬の犬種・年齢などに合わせたものを選ぶことができます。愛犬の健康を考えるとドッグフード以外はあえてあげなくても大丈夫と言えるでしょう。
ただし、ドッグフード選びには十分注意が必要です。どのようなものを避けると良いでしょうか?
・4Dミ-ト
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ドッグフードの成分表の中に「ミートミール」「肉の副産物」「家禽副産物粉」などの表示があれば、避けてください。それらは4Dミートと呼ばれる最低品質の肉が含まれています。
具体的には、犬猫などの死骸・病気になった動物園の動物(腫瘍ができたものも含まれる)これらの肉だけでなく骨・内臓・毛・羽・糞尿まで含まれる場合があるようです。
・賞味期限が長すぎるもの
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添加物がたくさん入っている証拠です。エトキシンという、殺虫剤にも使われ猛毒性があり、日本では農薬としても使用が禁止されているような添加物もあります。
・穀類が含まれているもの
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「焼きトウモロコシ」「小麦粉「グルテン」などの表示があるものは、避けましょう。これらはかさ増し目的に使われていることがほとんどです。犬にとって穀類は、消化の悪い食材でもありますから、気をつけましょう。
手作りごはんの注意点
画像参考:http://cookpad.com/recipe/3190530
安心できる食材を使って添加物を入れず、愛情を込めて作ったごはんを愛犬にあげられるというのがメリットです。ドッグフードを飼いに行く手間がいらないというのも、飼い主さんには楽なところですね。検索すると、犬の手作りごはんのレシピもたくさんでてくるので、参考にしてみてください。
しかし、愛犬の種類や成長時期を考え、危険な食品を避けた食事を毎日作るのは大変です。人間に合わせた作り方だと、愛犬にとっては塩分の取り過ぎになってしまいがちです。また、愛犬に食べさせてはいけない食材もいくつかあります。
・生の牛肉(寄生虫や病原性細胞菌がついている可能性があるためNG。加熱をすればOKです。)
・鶏肉(生肉はサルモネラ菌などがついている可能性があるためNG。加熱しても骨があればのどに刺さって危険です)
・貝類・タコ・イカ(消化が悪いのでNG)
・ネギ類(溶血性貧血や血色素尿症が発症する危険があります。にら・にんにく・生姜も同様にNGです。)
・コンソメ(玉ねぎの成分が含まれるためNG。)
・チョコレート・ココア類(下痢や嘔吐を引き起こすのでNG。)
・穀類・牛乳(消化に悪いのでNG。)
わんちゃんに食べさせてはいけない代表的なものです。上記のもの以外にもわんちゃんに良くない食材はあるので、疑問に感じたらまず調べてみましょう!
また、こちらの記事も参考にしてください。
チョコも危険!身近にあるわんちゃんに与えてはいけないいろいろな食べ物
さいごに
最初は問題が無いように思えるごはんも、体内で蓄積されることによって体調不良を起こすこともあります。愛犬の健康状態がすぐれなかったり毛並みが悪かったりするなら、ごはんを変えて様子を見てみましょう。犬は人間よりも6分の1ほどしか味を感じることができないと言われています。飽きるのではないかと思って、いろいろごはんやおやつをかえて楽しませてあげるよりも、含まれる成分・食材に気を使ってあげましょう。
柴犬を一匹、シェパードを2匹飼っていました。
警察犬訓練所でのしつけの指導も受け、犬のしつけや扱い方に関する記事を得意としています。