近年、動物の医療に東洋医学を取り入れようという獣医さんたちが増えているのをご存知ですか?
わんちゃん達に東洋医学って効果があるのかしら?そもそも東洋医学ってなに?と思っていらっしゃる方も多いと思います。そこで、最近注目を集めている、わんちゃん達の東洋医学についてご紹介します!
東洋医学って?
by Oskar Vikman,"Happy Dog!"https://flic.kr/p/6Ym2Nr
東洋医学とはアジアに伝わる伝統医学です。具体的なものは、漢方、鍼灸、按摩、指圧、食養などが挙げられます。消化器性疾患や皮膚病を始めとする内科系疾患や、慢性関節炎や椎間板ヘルニアなどで手術ができない痛みを伴う疾患などに効果があるといわれています。
では、具体的な東洋医学の例を見ていきましょう。
漢方薬
by Hanabishi,"a herbal medicine"http://goo.gl/rql72y
天然に存在する植物や鉱物などの生薬を複数組み合わせられています。きちんと病状に合わせて使用すれば一般的な薬に比べて副作用が少ないといわれています。
空腹時は薬が吸収されやすく、効能が現れやすいため、漢方薬を飲むタイミングは食前や食事と食事の間が最も効果的と言われています。
鍼灸
by Mary Phoenix,"Koby Goes to the Vet"https://flic.kr/p/5biES
いわゆる鍼治療と、ヨモギを乾燥させたモグサを燃やして行うお灸のことです。どちらもツボを刺激することで血流を改善し、痛みの緩和や体質改善につながります。
さいごに
東洋医学は他にも、エネルギーの通り道である経絡をマッサージする按摩や、経穴を刺激する指圧、また体質に合わせた東洋医学を食事管理に取り入れる食養などがあります。最近では、漢方薬での治療を専門に行っている動物病院や、飼い主さんを対象としたセミナーなども見られるようになってきました。
大切なわんちゃんが元気で長生きしてくれるよう、東洋医学の良いところがこれからさらに獣医療に取り入れらていくことを期待します。
(記事冒頭写真出典:by Oskar Vikman,"Happy Dog!"https://flic.kr/p/6Ym2Nr)
小さい頃からの夢であった動物のお医者さんを本業としながら、主婦・フリーランスライターとして日々奮闘中。
女王様のような高齢ハスキー、食べることが大好きなビーグル、猫2匹と一緒に暮らしています。