眼の大きなわんちゃんは魅力的ですよね。
でも眼の大きなわんちゃんは眼疾患にかかりやすいことをご存知ですか?
チワワやトイプードルなど、眼が大きく飛び出しているわんちゃんがかかりやすい眼の病気をご紹介します。
少しですが対策もお伝えしますので、大事なわんちゃんを気遣ってあげてください!

結膜炎

人間が罹ることがあるのでご存知の方も多いでしょう。
わんちゃんも結膜炎になります。目が赤く充血し、目やにが増えます。
かゆみがあるので、前足や床を使って目をこすります。
眼の表面の角膜を傷つけるため、ちょっと危ない仕草ですね。
進行すると赤く腫れあがります。
他の眼の病気の原因にもなりますので、早めに気付いてあげましょう。
対策としては、点眼薬がおすすめです。
かかりつけの獣医さんに処方してもらいましょう。
眼の周りの被毛が入ることもあるので、無駄毛はカットします。
眼も小まめに洗ってあげるといいですね。

by Toshihiro Gamo, "チワワ (Chihuahua, Dog)" https://www.flickr.com/photos/dakiny/7669134802

流涙症

見慣れない病名だと思います。「りゅうるいしょう」と読みます。
読んで字のごとく、涙が流れて止まらなくなります。
涙やけとも呼ばれ、涙がよく出るために眼の周りがやけたように変色するのです。
茶色くなるので白い犬だと余計に目立ちますし、とても痛々しいです。
眼の大きなわんちゃんが泣いているように見えるので、早く治してあげたいですね。
これは、例えば結膜炎が原因など、別の病気により引き起こされることがあります。
根本的な原因を特定し、他の眼の病気の症状がないか獣医さんとよく相談しましょう。
異物が眼の中にないか、結膜炎の対策と同じことを行うといいでしょう。

by Toshihiro Gamo, "チワワ (Chihuahua, Dog)" https://www.flickr.com/photos/dakiny/11057724295

さいごに

眼の大きなわんちゃんは魅力的ですが、その魅力ゆえに異物が混入しやすいのです。
眼の病気は、早期発見できれば目薬だけで治ります。
わんちゃんに目薬を差すのは大変かもしれませんが、根気強く行ってください。

by takuhitofujita, "ひとのベッドで大いばり" https://www.flickr.com/photos/sotome/250420294/

また、普段からあまり興奮させないことも重要です。
動き回りすぎると眼に異物が混入しやすくなりますし、頭に衝撃が加わると眼球脱出してしまう可能性があります。
元気でいてもらうためにも、普段からわんちゃんのことを見守りましょう!