愛犬が急変⁉病気やケガの応急処置を知っておこう
2015/08/10 11:00更新
愛犬の緊急事態、飼い主さんは慌ててしまいますよね。そういった、いざという時のために、応急処置の方法を覚えておきましょう。

 大事な愛犬が急に体調を壊したり、ケガをしたりしたら、飼い主さんはあわててしまいがちですね。病院に連れて行きたくても病院まで時間がかかったり休みだったり、すぐに処置してもらえない時もあります。

 病院に行く前の飼い主さんの適切な応急処置が肝心な場合もあるので、応急処置の方法を覚えておきましょう。

 

 

≪愛犬が異物を飲み込んだときは、塩が良い≫

 愛犬が異物(鋭利な物、のどを傷つけるような物以外)を飲み込んだ場合は、愛犬の口を開けて、状態を確認してください。
異物がまだ口の中で引っかかっている状態なら、愛犬を動かないように固定してから、ピンセットや指先でゆっくり取り除きましょう。

 もし、完全に飲み込んでしまっている場合は、海水ほどの濃さの塩水を作って飲ませましょう。愛犬の上唇を両側からつかみ上に向かせると、自然に口が開きますから、塩水を流して飲ませてください。塩を飲み込むことで、愛犬が異物を吐き出します。

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≪出血がひどければ、止血する≫

  愛犬が出血した時は、どの程度の出血かで処置が変わります。医師にまず電話で状況を説明し、病院に連れて行くべきですが、家では以下のような処置をしましょう。

・軽い出血なら傷口はふさがず、過酸化水素水か水で傷口を洗って感染を防ぎましょう。
・大量出血なら、包帯を強く巻いて止血しましょう。
・大きく振動を愛犬に与えないように気をつけながら、至急病院に行ってください。

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≪熱中症は冷水で冷やす≫

 暑い時期に締め切った室内で愛犬が留守番していて、熱中症になってしまうことがあります。クーラーをつけていても、日当たりの良い場所のケージの中に愛犬を入れ、カーテンを開けていると温度が上がって熱中症になる場合があります。

 急激に愛犬の体温が上がりハァハァと苦しそうに息をして、よだれを大量に出すようなら熱中症の可能性があります。そんな時は愛犬の体に水をかけ、水をたくさん飲ませて体を冷やしましょう。体温が39度に下がったら、それ以上冷やさないようにしてください。症状が落ち着いても、念のため病院に連れて行きましょう。

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≪さいごに≫

 いざという時、飼い主さんの応急処置のおかげで愛犬が救われることもあります。愛犬の急な事態にもしっかり対応できるよう、適切な応急処置を覚えておきましょう。

 

冒頭写真出典:pixabay,Antranias,https://goo.gl/iYltOf

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shiiyan

柴犬を一匹、シェパードを2匹飼っていました。

警察犬訓練所でのしつけの指導も受け、犬のしつけや扱い方に関する記事を得意としています。